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龍頭胡来了!

一昨日の夜注文した龍頭胡が、本日お昼過ぎに届きました♪
一目見て、その名を「ロンちゃん」と付けました♪
龍=龙(ピンインは「lóng」 (long2声))なので、「ロンちゃん」です♪
ロンちゃんと付属品

付属品詳細は、
・ニ胡収蔵証(ワシントン保護動物輸出許可証)
・標準的なハードケース1個
・呂氏(琴)弓85cm一把
・微調整金具(銀色2個セット)
・糸(紐)千斤(白色で本格的に8本弦に掛かっていました。安二胡だと4本、店舗によっては多くても6本ほどです。丁寧な心遣いが分かります。棹が出ている琴筒から34.6cmのところから巻かれています)
・楓駒1個、紫檀駒2個(装着品と予備品)、減音駒1個(夜間の練習に役立ちます)
・牡丹型内外弦セット(上海の老舗民族楽器メーカー・上海民族楽器一厰(「敦煌牌」)製造の二胡弦)
・松脂「Rosin」1個。
付属品

本体や付属品とは別にプレゼント品も届きました。
音痴には欠かせない(?)KORG MICROMETRO MCM-1(赤)(デジタル携帯メトロノーム)、演奏時に指の滑りを良くする為のシッカロールがチャイナチックな可愛い花柄刺繍の小物入れに入って来ました。
松脂ベトベトで一々手を洗わなければならず困っていたので、このシッカロールは助かりました♪
他に、商品・補修カード、取り扱い説明書がありますが、サイズの都合で別送だそうです。

ロンちゃんを抱いて、女子十二楽坊を聞いていると、ロンちゃんに惚れそう♪
頭だけじゃなく、体が棹に巻き付いてる感じで、舌も手も足も尾っぽもあり、超~カッチョいい~♪
しかもデンペンは鼈甲です!
龍頭部分が写真で見るよりリアルで、もっと黒くて、琴筒の色合いも縞黒檀色が良く出ています。
龍頭の部分の材は、写真ではライトの関係上茶色っぽく見えますが、実際は真っ黒なので、琴桿(棹)、琴軸の部分は黒檀材でも「マグロ(真黒)黒檀」だと思います。
琴筒(共鳴胴)と琴托(枕)の部分の材は「縞黒檀」です。

蛇鱗1枚のサイズは、姫の持っている黒檀二胡の方が立派ですが、新入りのロンちゃんは音が凄く綺麗です♪
上海の二胡演奏家であり教育家の徐新華さんによる試奏の跡もあり、心を込めての一台だと思わせる逸品でした。

一つ難点は、蛇皮が真新しくて(; ̄y ̄)c●~~クサイ、、、
皮張り年月は、2011年4月だそうです。

それから、難点と言うほどのものではないのですが、音を合わせるチューニングというのを必ず行ってから練習や演奏を始めます。
姫は、二胡専用クリップチューナーというチューナーで音を合わせています。二胡専用クリップチューナー
写真のように、普通の二胡(月弯頭)は、棹の上の方にチューナーを付けて、演奏中も取り外さず、たまにズレる音を直しながら弾いていました。
ところが、龍頭胡の場合、棹の上の方に龍が彫ってあるので、チューナーが上に付けられず、千斤と糸巻きの中間部分に付けないといけなくなりました。
その位置ではチューナーが目立って、演奏中気が散ってしまうので、一々取り外さなければならなくなりました。
些細な事ですが、そういう細かな不便さもあると思います。^^;
でも、音が命の楽器ですので、チューナーの位置にはその内に慣れると思います。^^

龍頭胡購入

ファイル 257-3.jpgファイル 257-4.jpg

姫の持っている黒檀二胡と同じ二胡ですが、棹の先が龍の形をしている龍頭胡(添付写真)をどうしても欲しくて、買う事に決めました。
龍頭胡龍頭胡
龍頭胡(琴軸(糸巻き)は、螺文軸)

ニ胡収蔵証(ワシントン保護動物輸出許可証)、専用ハードケース、弓、松ヤニ、駒、弦と木材部分2年間保証、蛇皮部分5年間保証が付いてます。

現在持っている、よく見られる月弯頭の黒檀二胡より、3万ほど安値ですが、ニシキ蛇皮が天然ではなく、養殖のようです。
食べる訳ではないので、その点は気にしません。(^▽^;)
でも、蛇鱗サイズは対辺6mm~7mmあるので、立派な大きさです。

同じ黒檀でも、姫が持っている縞黒檀より縞がハッキリして多い黒檀で、椿二胡工房製です。
二胡の先生をしていらっしゃる方が、椿二胡工房の二胡は、手作りのぬくもりを感じ、音も良く丁寧に作られていると仰っておられたので見に行ってみると、黒檀龍頭胡1点モノの新作が入荷していました。
※姫が買ってしまったので、現在は、在庫切れ状態です。すみません。m(__)m

そして、琴筒に施された螺鈿の蓮の花も綺麗です♪
本当はバラの花が良かったんですが、龍頭胡には蓮のみでした。
普通の黒檀二胡には、薔薇、蓮、梅の三種の螺鈿が施されていました。
この螺鈿が施されている為、椿二胡工房製の螺鈿なし黒檀龍頭胡より、2万ほどお値段が高目です。
演奏するのに螺鈿細工は要らないのですが、元々付いているので選べません。
螺鈿なしのは在庫切れでした。
お値段は、螺鈿等だけではなく、材の質も関係すると思います。

しかし、縞黒檀材で、蛇皮も立派で、手工作品のリアルな龍頭細工で、花窓のデザインも素敵で、更に螺鈿が施されている二胡で、このお値段では「椿二胡工房」でしか手に入らないと思います。
他の工房や楽器店にも龍頭胡はありましたが、どれも簡易な龍か中国独特のユニークな顔をした龍の頭が付いているにも拘わらずお高いです。

椿二胡工房には、手工作品の鳳凰頭胡もありましたが、一般的なのは龍頭胡です。
鳳凰頭胡
鳳凰頭胡

楽器に龍を施す意味は、龍には九匹(?)の子があって、長男は音楽をとても好んでいるというところから、二胡をはじめ多くの楽器に龍が施されているのだそうです。

楽器も龍、チャイナドレスも龍、サーバーも竜、今年は辰年…
これも何かの縁かも知れません。^^
試し弾きして、音が良いようであれば、この龍頭胡を熊本に持って行こうと思っています。

老後は、老人ホームで二胡三昧するぞぉ~…って、なんのこっちゃ…(-ω-;)

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