■始めに |
まず、重大な注意があります。参加にあたって、パスワードを設定する必要がありますが、当方ではセキュリティ関係の責任は持てません。従って、ばれても平気な無難なパスワードを使用してください(例:hako2468、hhSGqL5zgy0vIなど)。但し、自身で忘れないようにメモ帳などに控えておきましょう。くれぐれもクレジットカードの暗証番号等の重要な数字の羅列は止めてください。
■箱庭諸島とは |
島を開発するCGIゲームのことで、徳岡氏が開発しコピーレフトで配布され、 改造可能であるために多数のバージョンが存在しており、最も有名なCGIゲームの1つとなっている。 (ただし現在は商用利用への移行が予定されており、HPからのダウンロードは出来なくなっている。)
勝敗を決するゴールは存在せず、各島の評価として人口や各種ポイントなどによる順位のみが存在する、 プレイヤーが一島ずつを管理・開発していく開発シミュレーションゲームである。
時間経過によるターン制で進行していき(デフォルトでは6時間で1ターン)、基本的に各ターンに1回だけ行動できる。 行動は20ターン先まであらかじめ登録しておくことが可能である。
なお、資金繰り以外の開発行動が28ターン以上登録されない場合、自動的に島は破棄される。
■どんなゲームか? |
「箱庭諸島」は、一人ひとつの島を持ちその島を開発していくという、いわゆる箱庭系のゲームです。 ただひたすら開発するだけでなく、お互いに協力しあったり、戦争したりもするかもしれません。
開発計画(農場を作ってみたり、荒地を整地したり)は20ターン分まで先行入力できます。1ターン1回の計画が実施されます。なお、1ターンは6時間(つまり1日4ターン) なので、計画をあらかじめ20個入力しておけば、5日間はアクセスしなくてもいいわけです。
もちろん不測の事態がいろいろと発生するので、頻繁にアクセスした方が有利ですが。なお、計画が入力されていない状態で1週間(28ターン)放っておくと、島が放棄されてしまいます。
他の参加者が開発している島も「観光」という名目で見に行く事ができます。これは自分の島を持っていない人でもできるので、雰囲気を知るために見てみてはどうでしょう。ゲームのトップページにある島のリストで、島の名前をクリックすると見に行けます。
(島の名前をクリック)
↓
(観光画面)
■ゲームの目的 |
このゲームには「こうなったら勝ち」という条件はありません。ただ、島の人口による順位が表示されるので、その上位を目指すのが一応の目的となります。
もちろん、順位など気にせずにのんびり開発するのもありです。のんびりと言っても、災害をはじめとする数々の困難が待ち構えているので、そう簡単には行きませんが・・・・。
■登録してみよう |
自分の島を登録するには、ゲームのトップページにある、「新しい島を探す」の所に、島の名前とパスワードを入力し、「探しに行く」ボタンを押します。
すると、島が発見されます。
そして「トップへ戻る」を押してトップページに戻ると、あなたの島が登録されています。
ところで、島の名前に(28)とか数字がついていますね。この数字は、島が放置されていた期間を表します。あなたが発見するまで、ずっと放置されていたのです。
28ターン以上放置すると自動的に放棄になってしまうので、そうならないためにもさっそく開発計画を入力しましょう。
自分の島へ開発計画を入力しに行くには、島の名前をクリックしてもダメです。それではただの観光者扱いになってしまいます。
オーナーとして島に行く場合は、ゲームのトップページの最初の方にあった、「自分の島へ」の所で島を選び、パスワードを入力し、「開発しに行く」ボタンを押します。
(「開発しに行く」ボタンを押す)
↓
(開発画面へ)
■計画の入力 |
開発画面の構成はこんな感じです。
真ん中に表示されているものは見ての通り地図です。各ヘックス(マスのこと)が何を表しているか、そのヘックス位置の座標はいくつか、という情報はヘックスの上にマウスポインタを置くと表示されます。
ここには、自分の島全体の数値的なデータが表示されます。特に、資金や食料には注意しなければなりません。 資金がないと何もできないし、食料が0になると人がどんどん減っていってしまいます。
1番から20番まで、すでに予定されている計画が表示されています。ターンが進む毎に、1番から順番に実行され、順繰りに上に詰められて行きます。
ここを利用して計画を入力します。それぞれの要素について説明します。
これから入力する計画が何番目に実行される計画かを指定します。(入力済み計画欄の番号をクリックする事でも番号を指定できます)。
実行する計画の種類を指定します。農場整備とか整地とか、いろいろ種類があります。それぞれの意味については後ほど。
実行する計画を、どの座標のヘックスに対して行うかを指定します(地図上のヘックスをクリックする事でも番号を指定できます)。農場整備とか行う場合には、「どこに作んの?」って情報が必要ですね(指定する必要のない計画もあります。資金援助とか。)
計画によっては、「量はどのくらい?」という事を指定できます。その場合、この数量欄を指定できます。例えば、資金援助などは、「いくら援助すんの?」という情報が必要なわけです。
たいていの計画は自分の島に対して行うのですが、他の島に対して実施する計画もあります。例えば資金援助などです。この場合、相手の島の名前を指定する事になります。
通常は挿入になっていて、計画を指定した番号の位置に挿入します。でも、「その番号にある計画を上書き」したかったり、「削除」したい場合にはそれらを指定します。
このボタンを押すと、指定した計画が入力されます。
以上、ちょっと複雑に見えるかもしれませんが、要するに計画を指定して、計画送信ボタンを押すだけです。
続いて、地図にある要素や計画の種類、また島を襲う災害などの事を簡単に説明した後、「序盤はいったい何をやったらいいのか」を説明したいと思います。
■地図 |
島の地図は12×12ヘックスで構成されます(地形1マスのことをヘックスと呼びます)。地形には次のような種類があります。なお、ゲーム画面上では、そのヘックスの上にマウスを置いてしばらく待つと、その地形の座標と種類を知ることができます。
以下に、地形の一覧を示します。
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実は、これで全部ではありません。でも当面は必要がないので、残りは中級編で紹介します。
■開発計画の種類 |
開発計画は、「自分の島へ」で島の地図を表示させたときに、地図の左側にある計画入力欄から入力することができます。すでに入力済みの計画は、地図の右側に表示されます。
計画は、計画番号、開発計画の種類、座標、目標の島、数量などを選択し、計画送信ボタンを押すと登録されます。
登録された計画は、計画番号の小さい順に実行されます。
座標だの数量などいろいろあって複雑ですが、必ずしもすべての要素が必要なわけではありません。どの開発計画にどの要素が関係するかは、下の一覧表に書いてあります。
また、ブラウザによっては、自分の島の地図で目的の位置をクリックするとその座標が座標のリストボックスにセットされます。また、地図の右に表示されている計画をクリックすると、計画番号のリストボックスに対応する番号がセットされます。
開発計画には以下のようなものがあります。
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計画の種類は、これで全部ではありません。しかし当面は必要がないので、残りは中級編へ譲ります。
■収入と食料消費 |
ちょっと複雑ですが、重要です。
住民は、働く場所(農場、工場、採掘場)さえあれば、勝手に働いてくれます。住民が働くと、食料や資金を得ることができます。
100人が農場で働くと、1ターンあたり100トンの食料を得ることができます。1000人が工場や採掘場で働くと、1ターンあたり1億円の資金が得られます。
働く場所が余っている場合には、農場に優先して人が割り当てられます (食料は買うことができないのに対し、資金は食料を売って得ることが出来るからです)。
また、人口500人につき、1ターンに100トンの食料を消費します。したがって、最低でも人口の20%は農場で働いていないと、食料がだんだん減っていく計算になります。
なお、ターン終了時に食料が999900トンを超えていた場合、超えた分は自動的に換金されます。また、ターン終了時に資金が9999億円を超えていた場合、超えた分は捨てられてしまいます。
■災害 |
他の島とは仲良くやっていても、自然災害や事故などが起こることがあります。災害には次のような種類があります。
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■最初に何をする? |
漠然と「開発しろ」と言われても、何をしていいのかわからないかもしれません。必ずこうしなければいけない、という事はありませんが、ここで序盤の進め方の一例を示します。
最初はとにかく、食料を確保するために農場整備です。農場の周りには村ができる可能性があるので、どうせなら人の全然住んでいないような平地に作っておくといいかもしれません。
最初の人口はたったの1000人ですが、すぐに増えてくるので、農場は3つくらいは用意しておいた方がいいでしょう。
平地があって、周りに人が住んでいれば、勝手に村ができます。村の人口もどんどん増えます。平地が足りなければ、荒地などを整地して土地を確保します。
しかし、いくら人口が増えても、働く場所を用意しないとごはんを食べるだけになってしまいます。農場は一箇所1万人と少ないので、工場を作りましょう。常に全住民が働いている状態がベストです。
もちろん工場は高いので資金が足りないかもしれません。その場合は、食料を売ったり森を伐採したり、資金繰りしたり他の島から借りたりしてなんとかしましょう。
人口が10万人に達すると怪獣が出てくるかもしれません。また、怪獣に襲われなくても他の島に攻撃されるかもしれません。そういった時に、最初からあるミサイル基地ひとつだけではなんとも心もとないので、資金的には負担になりますがミサイル基地3基くらいは用意しておいた方がいいでしょう。
人口が順調に増え出して、働く場所も十分に用意できれば、資金に余裕が出てきます。そうすると埋め立てなどで島を広くするなど、いろいろ出来るようになります。島の景観にこだわるもよし、ひたすら人口を増やすもよし、賞を狙うもよし、軍事国家を目指すもよし、ポリシーに従って島を開発してください。