説明書
■ 民族
・・・選択可能民族一覧
後漢時代のネタが少ないので一部は別時代の天子を登場させています。
・北匈奴族(キョウド)敦煌(後のフン族)王昭君
ユニーク兵種:韃靼騎兵(タルカン・対城壁&燃えやすい兵に火付け可能な軽騎兵)
南匈奴族や鮮卑族と長き間戦い続けた後、西方へと落ち延びフン族になったといわれる。
・南匈奴族(キョウド)西河(モンゴル系)劉淵
ユニーク兵種:匈奴騎兵
中国で匈奴と呼ばれる大部分が南匈奴族である。304年に漢王を名乗った劉淵が有名。
・羯族(ケツ) 上党(モンゴル系)石勒
ユニーク兵種:精鋭軽騎兵
上党郡武郷県羯室に端を発し、後趙(319~)を建国した民族。
南匈奴族の異種だが、高い鼻にほりの深い目という記述があり
印度又は西欧系の人種ではないかという説もある。
・鮮卑族(センピ) 薊(モンゴル系)拓跋部
ユニーク兵種:蒙古騎兵
東胡系民族。鮮卑山に端を発し、燕(337~)や北魏(386~)を建国した民族。
モンゴル人の祖の一つで、弓騎兵を積極的に活用した民族として知られる。
後のチンギスハンは鮮卑族の末裔という説が有力。
・烏桓族(ウカン) 北平(モンゴル系)楼班
ユニーク兵種:烏丸突騎(烏桓族精鋭騎馬隊の別名)
東胡系民族。烏丸山に端を発し、
上谷郡(代郡の東の郡、薊の西)、遼西郡、遼東郡に住んでいた民族。
この民族は史記、後漢書では「烏桓」、新唐書北狄伝では「奚」と表記されている。
正式名称は、前漢後漢:烏桓 ⇒ 唐:庫莫奚 ⇒ 隋:奚人又は奚族。
日本では山の名前のほう「烏丸」族で通っている。
楼班は烏桓族の正当な王族の子で叔父のトウトンの跡を継ぎ王位に即位した。
曹操に完全に滅ぼされたわけではなく、
その後も奚族として奚琴を作り上げ中国音楽史において偉大な功績を残している。
・テイ族 広柔(チベット系) 苻堅
ユニーク兵種:精鋭軽騎兵
五胡十六国時代の前秦(351~)を建国した民族。益州北西部~チベットにかけて住む。
羌族の異種の可能性が高い。357年に即位した皇帝苻堅が有名。
・羌族(キョウ) 臨羌(チベット系) 姚萇
ユニーク兵種:戦車兵
羌族は古くはエン州泰山付近に住んでいたが、次第に西方へと拠点を移す。
現在はチベット系の主流民族である。
太公望や神農など中国の歴史上多くの偉人を生み出している民族であり、
時には漢民族の宿敵でもある。
後漢書志には臨羌の西方には崑崙があると書かれている。
後漢時代、臨羌より西は神仙が住まう国とされていた。
徹里吉、越吉、俄何焼戈、雅丹、迷当大王などが三国志でおなじみ。
後秦:姚萇(384~)
・瑤族(ヤオ)蒼梧(越系)勾踐
ユニーク兵種:狗使い(狗=越地方の犬で神の使い、対蛇使い・稀に槃瓠を呼び出し落雷を落とす)
苗族の別種とも越族の別種ともいわれる混血民族。
古くは揚州南部、交州東部に住まう越系現地住民らしい。
越系民族は百越と称されるほど種類が多いため、山越族と同一かは不明。
龍神(ジョカ・伏羲)を祀り、犬を神と崇めるのが特徴。
越地方の犬は蛇を追い払うため、苗族との戦い(春秋呉越の戦い)を示唆しているとされる。
狛犬信仰が似ているところから苗族と同じく日本人の祖の一つともされる。
・扶余族(フヨ)楽浪(朝鮮系)鄒牟
ユニーク兵種:貊弓兵(弓兵の上位、毒矢を放てる)
高句麗の国を建てたツングース系民族で朝鮮人の祖とされる。
・京族(キン) 九真(ベトナム系)趙嫗
ユニーク兵種:象弓騎兵(タフな弓兵)
越南や甌駱を建てた越系民族。交州西部、ベトナム主流民族ベト族の漢名。
女系中心の家庭を作り上げ、身分は女性上位なのが特徴。
南越(秦出身の趙佗・交州東部)と越南(安陽王の甌駱・交州西部)は
名前が似ているが基本的に別なので注意。
古代の南越、越南は敵国同士。
・苗族(ミャオ)呉(苗系)闔廬
ユニーク兵種:蛇使い(猛毒攻撃)
苗族は非常に広範囲に住まい古来より移動を繰り返していた為 諸説あるが、
漢時代は越と同化して南海、平夷東部・鬱林北部~零陵・武稜区域に居住していたとされる。
また、長江文明、春秋の楚国、呉国の主流民族は苗系だったという説があり有力視されている。
苗系の学者「燕宝」の論文より。紀元前3000年以上前から稲作中心の超古代文明を築いており、
東方の海へと逃れた民が現地住民と交わり台湾人・日本人となったという説もあり、
台湾人や日本人の祖先の一つともされる。
瑤族と同じく龍神(ジョカ・伏羲)を祀るが、犬ではなく蛇や蝶を神と崇めるのが特徴。
万物に精霊が宿るという独特な思想を持つ。
・彝族(イー) 雲南(南蛮系)孟獲
ユニーク兵種:吉羅使い(幸運を呼ぶ精霊使い・自軍クリUP)
羌族の異種で騎馬系農耕民族。三国志時代の南蛮の王 孟獲は彝族の伝承上の英雄と同一視されている。
また本場中国の京劇「七擒孟獲」でも孟獲は彝族の王となっている。
彝族では精霊信仰があり吉羅(ジイラ)という幸運を呼ぶ精霊を崇めている。
現代でも彝族には祭祀や治療を行う巫師がいる。
20世紀まで奴隷制度が残っていたというのも文化的特徴の一つ。
苗族と同じくチョンマゲを結う風習があり相撲をとる風習もあるので、
日本人の祖の一つではないかという説がある。
・烏戈族(ウカ) 永昌(南蛮系)兀突骨
ユニーク兵種:藤甲兵
雲南より更に西方の永昌地方に住むとされる民族で詳細は不明。藤甲兵が有名。
藤蔓(ラタン)を活用する点からしてタイ族の可能性もあるが、
烏戈族は肉食主体という記述があるので農耕を主体とする
雲南省にいる大多数の民族に当てはまらない。
ヌー族、リースー族(唐時代の烏蛮)又は独竜江(イラワジ川上流)流域の
渓谷地帯に住まい狩猟を中心に活動する原始住民、独竜族(トールン)あたりなのかもしれない。
・倭人 倭(日本系)卑弥呼
ユニーク兵種:剣豪(攻撃特化)
邪馬台国にすむ民族で日本人をさす。
・華人 (中国系)
ユニーク兵種:虎豹騎(精鋭近衛騎兵)
中国大陸に広く分布している中国人をさす。
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