上級編その4: 鬼主任の是非。(製品主任編)
その3では、部品主任の是非を検討しました。
かなり儲かるみたいですね。
じゃあ、製品主任はどうなのでしょうか?
部品主任と同じアプローチで迫ってみようとおもいます。
熟練度は100%を前提、1時間あたり利益8万となる商品を売ったとします。
製品主任1人 →維持費6万(短縮率18%)
方程式を立てます。A時間の時、主任を使っても使わなくても同じ利益を得られるとします。
主任無 A時間 ×@8万 = 80000A
主任有 A時間のところを普段の82%で出来るので、主任無しでA÷82%分製造したのと同じになる。
A ÷ 82% × @8万 =97560A(円)
さらに、維持費6万がかさむので 97560Aー60000(円)
主任無と主任有の売上が一緒になればいいから、
80000A = 97560A − 60000 A = 3.41(時間)= 205分
主任を使わなかったときで、205分ぶんだけの物を作れば、主任の元を取ることが出来ます。
意外と時間が多いけども、元は取れるとおもいます。
製品主任2人 →維持費12万(短縮率33%)
1人の時と同じようにやりましょう。
主任無 A時間 ×@8万 = 80000A
主任有 A時間のところを普段の67%で出来るので、主任無しでA÷67%分製造したのと同じになる。
A ÷ 67% × @8万 =119402A(円)
さらに、維持費4万がかさむので 119402Aー120000(円)
主任無と主任有の売上が一緒になればいいから、
80000A = 119402A − 120000 A = 3.04(時間)= 182分
主任を使わなかったときで、182分ぶんだけの物を作れば、主任の元を取ることが出来ます。
製品主任3人 →維持18万(短縮率43%)
またまた同じように。
主任無 A時間 ×@8万 = 80000A
主任有 A時間のところを普段の57%で出来るので、主任無しでA÷57%分製造したのと同じになる。
A ÷ 57% × @8万 =140350A(円)
さらに、維持費8万がかさむので 140350Aー180000(円)
主任無と主任有の売上が一緒になればいいから、
80000A = 140350A − 180000 A = 2.98(時間)= 179分
主任を使わなかったときで、179分ぶんだけの物を作れば、主任の元を取ることが出来ます。
損益分岐点は2人と時とあんまり変わらないんですね。
これらを見る限り、製品主任もよっぽどのことがない限り損はしないという結論が出るとおもいます。 部品主任と同じ結果が出ましたね。早速つくりましょう。
製品主任の適正人数
…じゃあ、主任が何人の時が一番もうかるんでしょうか?
これも、部品主任と同じように検証していきます。
鬼主任を使って、(鬼主任を使ってないときでの)A時間製造したの利益(B)
はそれぞれ以下のようになります。
0人 B = 80000A
1人 B1= 97560Aー 60000(円)
2人 B2=119402Aー120000(円)
3人 B3=140350Aー180000(円)
またまたですがここから表を出してください。別ウィンドウで開くはずです。
この表は、主任が0、1、2、3人のときの利益B、B1、B2、B3をあらわしたものです。
この表を見ると、部品主任も儲かることがよく分かるとおもいます。
製品屋さんの場合も、1期20時間くらいは保証されるでしょうから、主任を3人持っているだけで、
100万は余分に利益を得ることが出来るんです。
ただし、部品主任よりも利益は多少少なめです。維持費の問題でしょうか。
でも、こう考えることもできます。
普通、製品を作る時、原料と部品は仕入れてそこから製品を作るのが普通ですが、
部品主任、製品主任を3人ずつ確保して、
なんと部品までも自分で確保してしまう方法も取れるはずです。
これについては、次のコラムで書こうとおもいます。
製品主任も、「同じ時間を使った場合、たくさんの在庫が出来る」からその分利益を得ることが
出来るわけで、在庫過剰にならないように注意することが必要です。
とくに、製品は基本的にCOMしか買わないという点、注意が必要です。
まとめ
・1期で3.5時間以上部品製造に費やす時に、鬼主任を持っていると儲けることが出来る。
・鬼主任は、もつなら絶対3人持っておく。
・鬼主任3人だと、絶大な利益を得ることが出来、部品屋は確実に3人確保しておきたい。
部品屋じゃなくても、部品を自給自足することによって、利益をあげることが出来る。
・利益といっても、同じ時間でたくさんの商品を生産できるという意味なので、
適正在庫を保つよう注意が必要である。
・部品主任も持っている場合、部品までも自給自足すると、儲けが大きくなる。