上級編その3: 鬼主任の是非。(部品主任編)
鬼主任で問題なのは維持費が高いことです。部品主任は4万です。
この主任、いくらでもとを取ることが出来るんでしょうか?
これをここでは考えて見ます。
熟練度は100%を前提、1時間あたり利益8万となる商品を売ったとします。
部品主任1人 →維持費4万(短縮率18%)
方程式を立てます。A時間の時、主任を使っても使わなくても同じ利益を得られるとします。
主任無 A時間 ×@8万 = 80000A
主任有 A時間のところを普段の82%で出来るので、主任無しでA÷82%分製造したのと同じになる。
A ÷ 82% × @8万 =97560A(円)
さらに、維持費4万がかさむので 97560Aー40000(円)
主任無と主任有の売上が一緒になればいいから、
80000A = 97560A − 40000 A = 2.27(時間)= 136分
主任を使わなかったときで、136分ぶんだけの物を作れば、主任の元を取ることが出来ます。
これなら、簡単ですよね?
部品主任2人 →維持費8万(短縮率33%)
1人の時と同じようにやりましょう。
主任無 A時間 ×@8万 = 80000A
主任有 A時間のところを普段の67%で出来るので、主任無しでA÷67%分製造したのと同じになる。
A ÷ 67% × @8万 =119402A(円)
さらに、維持費4万がかさむので 119402Aー80000(円)
主任無と主任有の売上が一緒になればいいから、
80000A = 119402A − 80000 A = 2.03(時間)= 121分
主任を使わなかったときで、121分ぶんだけの物を作れば、主任の元を取ることが出来ます。
って、1人の時よりすくない…。
部品主任3人 →維持12万(短縮率43%)
またまた同じように。
主任無 A時間 ×@8万 = 80000A
主任有 A時間のところを普段の57%で出来るので、主任無しでA÷57%分製造したのと同じになる。
A ÷ 57% × @8万 =140350A(円)
さらに、維持費8万がかさむので 140350Aー120000(円)
主任無と主任有の売上が一緒になればいいから、
80000A = 140350A − 120000 A = 1.98(時間)= 119分
主任を使わなかったときで、119分ぶんだけの物を作れば、主任の元を取ることが出来ます。
損益分岐点は2人と時とあんまり変わらないんですね。
これらを見る限り、部品主任はよっぽどのことがない限り損はしないという結論が出るとおもいます。 早速買いましょう。
部品主任の適正人数
…じゃあ、主任が何人の時が一番もうかるんでしょうか?
鬼主任を使って、(鬼主任を使ってないときでの)A時間製造したの利益(B)
はそれぞれ以下のようになりますよね?
0人 B = 80000A
1人 B1= 97560Aー 40000(円)
2人 B2=119402Aー 80000(円)
3人 B3=140350Aー120000(円)
さて、1次関数って覚えてますか?小学校で習ったはずです。
y=3x+3 のような直線のグラフです。
あれを思い出しながら考えてください。なんだか算数の授業になってきましたw
ここから表を出してください。別ウィンドウで開くはずです。
この表は、主任が0、1、2、3にんのときの利益B、B1、B2、B3をあらわしたものです。
この表を見ると、いかに部品主任が儲かるかよく分かるとおもいます。
だって部品屋さんの場合、入金処理や仕入れの時間を差し引いても、1期最低20時間は保証される
でしょうから、主任を3人持っているだけで、100万は余分に利益を得ることが出来るんです。
ただし、「同じ時間を使った場合、たくさんの在庫が出来る」からその分利益を得ることが
出来るわけで、在庫過剰にならないように注意することが必要です。
さすが、鬼主任ですね
まとめ
・1期で2時間以上部品製造に費やす時に、鬼主任を持っていると儲けることが出来る。
・鬼主任は、もつなら絶対3人持っておく。
・鬼主任3人だと、絶大な利益を得ることが出来、部品屋は確実に3人確保しておきたい。
部品屋じゃなくても、部品を自給自足することによって、利益をあげることが出来る。
・利益といっても、同じ時間でたくさんの商品を生産できるという意味なので、
適正在庫を保つよう注意が必要である。
こんなところでしょうか。是非試してください。