上級編その1: 転売と転売潰し
ここから上級編になるのですが、はっきり言うとまだ戦略として未完成な部分や間違っている部分
があるとおもいます。ですから、私の書いていることを鵜呑みにせず自分で検証してから
実行したほうが良いかとおもいます。
何かご指摘があれば掲示板までお願いします。
転売って何?
一言でいうと、商品を製造せずに、相手の商品を買い取ってからさらに高値で陳列して、
利益を得ようというやや高度なテクニックです。
32ビットPCを例を挙げて説明しましょう。
32ビットPCの標準価格は@47000です。
それが現在、以下のような店が陳列しています。
32ビットPC @42300 50台 A店
32ビットPC @45000 12台 B店
このように、標準価格のわりに相場が安い時、転売という方法が取れます。
手順はA店とB店からPCを全部買い取って、標準価格の1割増、または2割増くらいまでで
陳列するだけです。
転売した時と製造して売った時の時間当たりの利益の違いを考えてみましょう。
商品を製造した時はまちまちなのですが、1時間8万円の利益を得られるといい感じみたいです。
32ビットPCを62台作ろうと思ったら10時間程度かかるので、
利益は10時間で70万くらいなるでしょう。
一方、転売した時かかる時間は、
A店から仕入れ…10分+50台×10秒=18分
B店から仕入れ…10分+12台×10秒=12分
計30分になります。
また、原価は
@42300×50+@45000×12=265万5千円になります。
それを、
定価 で売ると売上は @47000 ×62台=291万4000円
1割増で売ると売上は(@47000×110%)×62台=320万5400円
2割増で売ると売上は(@47000×120%)×62台=349万6800円
になります。
つまり、PCを売り切ったときの利益は。
定価のとき 259000円 1割増の時 550400円 2割増の時 841800円
になるんですね。これを30分の時間を消費するだけでできますから、
多大な利益を得ることが出来ます。
ただし、この転売にはリスクが伴います。
この転売にも返し技が存在します。
転売潰し
一回確認しますが、上の転売をした時1台あたりのはいくらでしょうか?
62台を265万5千円で購入したので、原価は@42822円と高めになります。
つまり、これ以上で売らないと損をします。
一方、材料を使って商品を作った側は、少々値段を安くしても儲けは少なくなりますが、
損益分岐点は安めになっているはずです。
よって、製造して販売する側(ここではA店、B店)が、ちょくちょくPCを@42300で
陳列すると、転売する側の売れ行きがとたんに悪くなり、困らせることが出来るのです。
値段競争をしようとしても、原価割れのために損してしまうため出来ないんです
だから転売する側はそのままにしておくか、A店が陳列した商品をさらに買取り、
転売する方法を取るでしょう。
なら、また陳列してあげましょう。
転売されるほうの時間が尽きるか(正社員で時間補充したらいいんですけどね)
転売するほうがしきんがつきたり、在庫過剰で諦めるか。
こうなると、自給自足で作ったほうが有利になります。
転売まとめ
転売をするときには以下のことに注意しましょう。
・安く売っている商品の個数、また人数
転売をして、高値で売り切れる台数の時でないと、自分が売り切ってしまう前に
他店がまた安くで陳列してしまうため、なかなか売り切ってしまうことが出来ません。
また、販売していた人数が多いと、補充される確率が高くなります。
・自店の資金
転売は初期投資(商品を買う)に、かなりの額がいるので無理はしないで下さいねw
・自店の人気
人気が低いと、転売した商品を売り切るスピードが落ちるので、転売が成功しにくくなります。
・転売する商品
原料のように安い商品を転売しようとしても、時間をかけた割には利ざやを得ることが
出来ないので、止めた方がいいでしょう。
例 コンデンサ @350で200個購入 @550で転売したとします。
仕入原価…@350×200= 70000円
売上 …@550×200=110000円
販売差益…110000−70000=40000円
仕入れ時間…10分+200×10秒=30分
時間あたり利益…40000円÷30×60=80000円
それなら自分で製品用に使ったほうがいいかとおもいます。
つまり、転売は、仕入れ値と売値が重要になります。
利ざや(売値−仕入れ値)が大きいほど、利益もでます。
とにかく、転売はリスクを伴うので、注意してやりましょう。
後はあなた次第です。